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高木基金の成果発表会で活動報告します [発表]

7月6日(日)、高木仁三郎市民科学基金(高木基金)が主催する『2013年度 市民科学 研究成果発表会 』に、「たまあじさいの会」中西四七生さんが、同基金の2013年度助成を受けての私達の活動の成果を「日の出町ゴミ最終処分場・エコセメント工場からの有害な化学物質や重金属、及び放射能による周辺環境への汚染の実態調査」として、午前の部で発表します。


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『 市民科学 研究成果発表会 』について(同会の案内から抜粋)
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【 開催概要 】

日 時 : 7月 6日(日) 10:15 ~ 20:00 頃
      長時間にわたりますが、途中入場・退出も可能です

場 所 : 文京シビックセンター スカイホール
       東京都文京区春日1-16-21 文京シビックセンター26階
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
        東京メトロ丸の内線・南北線『後楽園駅』徒歩1分
       都営地下鉄三田線・大江戸線『春日駅』徒歩1分
       JR総武線 『水道橋駅』(東口)徒歩9分
 
参加費 : 資料代 1,000円

申込み : 資料準備のため、7月3日(木)までに、E-mailかFaxで
      参加の受付をしています。
      (当日参加も可能です)

連絡先 : 認定NPO法人 高木仁三郎市民科学基金
            〒160-0004 東京都新宿区四谷1-21 戸田ビル4階
      Tel/Fax 03-3358-7064
      E-mail  info@takagifund.org 

【 開催の主旨 】

 高木基金は、核や原子力の問題を在野の立場から批判的に研究し、2000年
に亡くなった高木仁三郎の遺志によって設立され、仁三郎の遺産と、基金の
主旨に共鳴する一般の方からの会費・寄付を財源として、「市民科学」を志
す市民やグループの調査研究・研修を助成しています。

 この成果発表会では、2013年度に高木基金の助成を受けて実施された調査
研究・研修の成果を広く一般のみなさんに報告します。研究の分野は多岐に
わたりますが、いずれも市民社会に大きな影響を及ぼす問題でありながら、
行政や一般の研究者が取り上げないものを、普通の市民や市民グループなど
が地道に調査・研究しているものです。

 特に、2013年度の調査研究助成については、今後の脱原発社会をどのよう
に構築するか、という視点で取り組まれる調査研究、政策提言、キャンペー
ン活動などを重視した助成となりました。

 ぜひ多くの方に参加していただき、研究の成果に対するご意見やご助言な
どをお聞かせいただくなかで、研究成果を深める場としたいと思います。


===== 高木基金 成果発表会 プログラム・発表者一覧 =====

10:00   開場
10:15   開会・趣旨説明
10:25~  成果発表 午前の部

◆ 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン / 天笠 啓祐さん
  「隠れ遺伝子組み換え(GM)ナタネおよび交雑種の拡大調査」

◆ グリーンピース・ジャパン / 高田 久代さん*1
  「原子力損賠償法改正プロジェクト」

◆ eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
                       / 吉田 明子さん
  「脱原発を含むエネルギー・原子力政策実現に向けた政策提言と
   社会ムーブメントづくり」

◆ たまあじさいの会 / 中西 四七生さん *2
  「日の出町ゴミ最終処分場・エコセメント工場からの有害な化学
   物質や重金属、及び放射能による周辺環境への汚染の実態調査」

◆ 茨城市民放射能測定プロジェクト/つくば市民放射能測定所
                       / 藤田 康元さん
  「霞ヶ浦の放射能汚染の実態調査と対策」

12:30~  昼食休憩(60分)

13:30~  成果発表 午後の部(1)

◆ いわき放射能市民測定室たらちね / 酒井 明子さん・鈴木 薫さん*3
  「放射能汚染・低線量被ばく地における放射能測定の活動と記録」

◆ リリウムの会 /  阿部 功志さん*4
  「東海第二原発廃炉にむけての活動」

◆ 上関の自然を守る会 / 高島 美登里さん
  「上関原発予定地周辺の生物多様性の解明と普及活動」

◆ 泊原発の廃炉をめざす会 / 樋口 みな子さん
  「泊原発の廃炉を実現させるための研究」

◆ 柏崎のみらい調査団 / 飯塚 寿之さん
  「ドイツの原発廃炉後の地元自治体に関する調査研究」

15:35~  休 憩(15分)

15:50~  成果発表 午後の部(2)

◆ 手塚 智子さん
  「ボトムアップ型エネルギー供給システムの構築可能性に関する研究」

◆ 諫早湾アオコ研究チーム / 梅原 亮さん
  「潮受け堤防開門による諫早湾調整池への塩水再導入がアオコの発生
   および底生生物群集に及ぼす影響」

◆ 森 明香さん
  「川の傍に生きるということ―川辺川ダム建設反対運動の経験から―」

◆ カネミ油症被害者支援センター / 石澤 春美さん
  「カネミ油症被害者(特に未認定者、死亡者、次世代被害)に
   関する聞き取り調査」

◆ 「原発事故子ども被災者支援法」市民会議 / 河崎 健一郎さん
  「「原発事故子ども・被災者支援法」市民会議の運営」

17:55~  休 憩(15分)

18:10~  成果発表 午後の部(3)

◆ 原子力規制委員会を監視する市民の会 / 阪上 武さん
  「市民による原子力規制委員会の監視活動」

◆ FoE Japan / 満田 夏花さん
  「被ばくと健康に関する市民・専門家委員会の設立と運営」

◆ フクロウ・FoEチャンネル / 青木 一政さん
  「脱原発に向けた市民の情報発信-フクロウ・FoEチャンネルの開設」

◆ 豊田 直巳さん
  「映画『遺言~安全神話の果てに~』制作・上映企画」
  
20:00頃  閉会

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リネン布によるエコセメント化施設周辺の放射能汚染調査の顛末 [調査レポート]

『たまあじさいの会』は毎月の第二土曜日に、数名でエコセメント化施設周辺、二ツ塚・馬引き沢の空間放射線量を計測している。低いところでは0.050μSv/hから高いところでは0.200μSv/を超えるところもある。この放射線量がフクシマ原発事故に直接由来するものだけならば、セシウムの半減期等から徐々に減衰してゆくべきなのだろうが、測定の結果はそうではない。工場周辺の放射線量は、エコセメント工場からあらたに、二次的に供給されているのではないだろうか。


 この測定の結果から類推して、つまりエコセメント工場から放出される排出ガスの中に放射性物質が含まれているとすると、その周辺の住民が呼吸することで身体の内部被爆を受けている恐れはないだろうか。人間は毎日、大量の空気(一日15立米、四畳半の部屋の量)を吸引する。工場周辺の大気に浮遊している放射性物質を、実際に空気中で補足できれば、3年前の福島第一からの直撃だけではない、あらたな放射性物質のばら撒き、現在進行形の汚染の実態が証明できるだろうと考えた。処分場周辺の大気から抽出したものをフランスの市民運動グループより寄贈されたちくりん舎のゲルマニュウム測定器によって測定すれば、汚染の実態を精密に正確に実証することができよう。



 エコセメント工場周辺に浮遊しているであろう放射性物質を空気から抽出ことはなかなか難しい。大量の空気を吸引し、フィルターで浮遊物質を捕捉する方法があるが、もっと簡易に手軽に出来る方法はないだろうか。浮遊物質を風の流れに、夜霧や朝露に溶けたものを、また降雨と一緒に何かに吸収・吸着できれば面白い。そこで吸湿・発散にすぐれた天然繊維(合繊より多孔質であるから吸着も良い)のリネンを使用してみることにした。リネンの布にエコセメント工場周辺の空気を呼吸してもらうのである。

たまたま自宅に、横148cm x 縦144cm 重量350グラムの未漂白の生成りのリネン(亜麻)の生地があったのでこれを利用することにした。
この布地を横に四等分して、148cm x 36cm 重量87.5グラムを四本を得て、A,B,C,D と印をつけて、Aは、エコセメント化施設北側尾根道の木立に吊るし、Bは、エコセメント化施設北側尾根フェンス上、Cは、青梅市柚木町の自宅のフェンス(工場から5.6km)に括りつけ、Dは自宅内にバック・グラウンドのサンプルとして保管した。設置にあたっては、リネンBとリネンCをフェンスに置く前処理として、綿のタオルを濡らしてよく拭いて、埃を拭い去ってから設置した。



測定期間:
2014年3月23日より、4月6日までの15日間

当初より2~3週間、風雨・露に曝す。その間一・二度の降雨と南風(施設の北側にあるゆえ)を期待し、空気中の(汚染)浮遊・沈降物質をキャッチしたかった。



測定結果: セシウム137に限って(検出下限値2:単位Bq/kg ちくりん舎による)
リネンA: 7
リネンB: 6
リネンC: ND
リネンD: ND



 こんな簡単な測定でも、恐ろしいことに処分場から放射性物質は大気中に放散されている事実が証明された。『処分場の煙突からの排ガスはバグ・フィルター、集塵機でクリーニングされているので汚染物質は排出されない』、というのは真っ赤な嘘だった。リネンの布地をたったの二週間風雨に曝しただけで、処分場周辺と西に5.6キロ離れた自宅での結果には顕著な差異が現れた。この汚染レベルが『直ちに危険』なのかどうかは判らない。しかし、日々新たに処分場から放射性物質は排出されているのである。カナリアを鉱山に入れたら毒ガスの濃度は判らないものの、死んだのは事実である。その原因を追求することなく、坑夫を利益追求のためだけに、ヤマに投入するのが許されるのだろうか。間違いが判明したら、それに対して即時に、柔軟に誠実に対応できないのであろうか。行政は、広域資源循環組合であろうと、その目的は地域の住民の健康と福利厚生に奉仕する以外の何なのであろう。そこに放射性物質が毎日排出されている事実があるならば、その全貌を正確に把握するべく、排出ガスや処分場内に漂う空気も専門家に依頼して徹底的に分析して、そしてその事実を公表することを求めたい。



 さもなくばエコセメント化施設周辺の住民は、カナリアが死ぬ程度に汚染されている鉱山の坑道に、収益目的で投入される足尾鉱山の坑夫と変わりはない程に軽視されている。今は明治時代ではなくて、住民すなわち国民が主権者の世の中なのにである。


                           古澤

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